IFLA 児童図書館サービスのためのガイドライン0歳から18歳改訂版

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IFLA Libraries for Children and Young Adults Section

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International Federation of Library Associations and Institutions (IFLA)

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国際図書館連盟(IFLA)児童・ヤングアダルト図書館分科会は,児童図書館サービスのすぐれた実践例を紹介するために「児童図書館サービスのためのガイドライン」(2003年刊)の改訂に着手した。IFLAスタンダード(IFLAのさまざまな基準)は,世界規模でその内容を検証されたうえで,出版され,定期的に改訂されている。その基準には,出版時に一般的と考えられた原則,ガイドライン,優れた事例などが反映されている。現在,世界中の公共図書館がおかれている状況は国によって大きく異なる。IFLAのガイドラインは,多くの児童図書館員にとって,根幹業務である本の提供や読書支援活動の推進において心強い指針となるものである。ただし,あらゆる子どもに対する理想的なサービス計画に適用できる万能の規定ではない。発展途上国・中所得国・先進工業国の間にある社会的,文化的,経済的な違いを認めたうえで,実現可能なことを示している。公共図書館はそれぞれ異なる地域社会にサービスを提供しており,それぞれ独自の優先順位や利用者の要求がある。この『IFLA児童図書館サービスのためのガイドライン――0歳から18歳』は,世界のあらゆる地域での児童図書館サービスの発展や改善に大いに役立つであろう。このガイドラインは,情報や識字,読書に関する子どもの要求や権利についての手引きとして,世界の図書館員が,すべての子どもに効果的な図書館サービスを提供することを推進するものである。デジタル化が進む社会において公共図書館が質の高い児童サービスを広め,現代社会において日々移り変わる役割を認識することを目的としている。「IFLAグローバルビジョン」*は,図書館こそが,識字,学習,読書において核となる役割を果たし,地域の人々へのサービスに力を注ぐべきであると示している。国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」でも,教育の質やすべての人が読み書きできる世界の実現について触れている。*IFLAグローバルビジョン(IFLA Global vision)世界各国の図書館員や専門家の議論を通じて,次期戦略計画を策定することを目的とした取組。2017年に開始され,2018年に概要が発表された。このガイドライン改訂版は,児童図書館サービスや関連行事の計画立案・実施に携わる人に,最新の知識と専門的な見識を提供している。現場で実際にサービスを行う図書館員,その他のスタッフ,管理職,行政職員,さらに図書館情報学の学生や教師を対象としている。また,図書館の方針立案に携わる人々にも情報を提供するものでもある。こうした情報は,子どもやその家族の識字や読書のサポート活動をしているNGO組織にも役立つであろう。

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